韓国SBS放送の『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』(1)
韓国SBS放送の『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』(2)〜(5)はこちらでどうぞ

2011年07月29日

鳥取地裁判決(2000年8月31日)(上)

鳥取地裁判決(2000年8月31日)

前回、世界基督教統一神霊協会の信徒である富澤裕子さんが、同協会鳥取教会で屈強な男性約20人に襲撃され、拉致監禁された事件について紹介した。今回はその結果どうなったか、鳥取地裁判決文を掲載する(上下二回連載)。登場人物の氏名については、富澤裕子さんと、高澤守・神戸真教会牧師以外は、適宜伏字とする。
平成一二年八月三一日判決平成二年(ワ)第七二号損害賠償等請求事件

判決

主文

一 被告らは、連帯して原告らに対し、金五五万円およびこれに対する平成一〇年一〇月一日から支払い済みまで年五分の割合による金員を支払え。

二 被告らは、原告に対し、暴行、強迫、拉致、監禁、面談強要、電話による会話強要を行い、又はこれらの方法を用いて、原告が信仰する宗教を棄教することを強要してはならない。

三・四 (略)

五 この判決一項は、仮に執行することができる。

事実および理由

第一 請求

一 被告らは、連帯して、原告に対し、金二一五〇万円及びこれに対する平成一〇年一〇月一日から支払い済みまで年五分の割合による金員を支払え。

二 主文二項同旨

第二 事案の概要

本件は、世界基督教統一神霊協会(以下「統一協会」という。)の信者である原告が、被告らは原告に対しその信仰する宗教を棄教させる目的で違法に逮捕監禁を行ったとして、被告らに対し、慰謝料等の損害賠償及び右強要行為等の差し止めを求めた事案である。

一 当事者等(略)

二 原告の主張
1 被告らは、原告が統一協会の信者として、その信仰を有することから、その棄教を強要するため、原告を逮捕監禁しようと企て、順次共謀のうえ、
(一)平成九年六月七日、他二〇名くらいの者と共同して、鳥取教会において、原告を逮捕し、用意していた自動車内に連れ込んで、監禁し、
(二)続いて他四、五名の者と共同して、原告を徳島県鳴門市内の鳴門リゾートマンションふるさと君に連行し、その後約三日間同マンションで監禁し、
(三)続いて平成九年六月一〇日ころから翌一一日にかけて、他四,五、名の者と共同して、原告を自動車で大阪市内のライオンズマンション新大阪まで連行し、
(四)平成九年六月一一日より、他数名の者と共同して右ライオンズマンション新大阪に監禁し、原告に対し、暴行、強迫等を加えて、棄教、改宗を迫り、棄教、改宗を迫り、
(五)続いて平成九年九月三日ころ、他数名の者と共同して、原告を自動車で大阪市内の藤和シティコープ新大阪まで連行し、以降同マンションで平成一〇年八月三〇日まで監禁し、原告に対し、暴行、脅迫等を加えて、棄教を強要し、原告をして表面上ではあるが棄教を表明するのやむなきに至らしめ、もって、原告に精神上、肉体上、重大な苦痛、損害等を負わせた(以下「本件不法行為」という)。

2 原告は、被告らの前記不法行為により、次の通りの損害を受けたので、その損害賠償を求める。
(一)精神的、肉体的、財産的損害の慰謝料 金二〇〇〇万円
(二)弁護士料 金一五〇万円
(三)右合計 金二一五〇万円

3 被告<富澤さんの両親>の行う原告の監禁は、前記1が二度目のものであり、高澤はこの種の監禁、棄教の強要を営業的、常習的に行っているものであるから、被告らは今後も原告を拉致、監禁し、棄教を強要する可能性が十分にあるので、原告は、被告らに対し、原告の人格権に基づき、棄教を強要する行為等の差し止めを求める。

三 被告らの主張

1 被告両親の主張

被告<富澤さんの両親>の行為は、娘である原告を統一協会の違法な教え込みから解放するため、統一協会の妨害を受けない場所を確保する必要から採られた措置であり、マンションでの生活は親子の生活であって、拉致、監禁といわれるものではない。

2 高澤の主張

(一)高澤は、被告<富澤さんの両親>がいかなる方法で原告を保護するかについて全く聞知するところではない。
(二)高澤は、原告に対し、棄教、改宗を迫り、強要したことはない。
(三)高澤の行為は、被告<富澤さんの両親>から援助や助言を求められ、同人らの依頼により行われた正当な業務活動である。
(四)高澤の行為は、被告<富澤さんの両親>が設定した場所で、同人らとともに、原告が話し合いに応じるまでは粘り強く待ち、話し合いに応じるようになってからは平穏にこれを継続したものであって、社会的に相当な手段である。

四 争点

1 本件不法行為の有無及び態様
2 高澤の行為は正当業務行為か。
3 原告の損害額
4 強要行為の差し止めの必要性

(続く)
posted by 原田和彦 at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 高澤守牧師研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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