韓国SBS放送の『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』(1)
韓国SBS放送の『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』(2)〜(5)はこちらでどうぞ

2011年02月08日

記事中の発言の冒頭から出てくる欺瞞性

月刊TIMES4月号座談会記事に見る宮村氏の欺瞞(1)─突き崩された発言統一教会,統一協会,救出,相談,相談会,説明,説明会,脱会,説得,宮村峻,宮村
いよいよ民事訴訟で後藤徹氏が宮村峻潟^ップ社長、松永堡智新津福音キリスト教会主任牧師と対決する時が近づいてきたが、後藤氏を拉致監禁した人たちがどのような主張をするのか、前回連載の「検察審査会議決通知書を読む」で大体の部分を明らかにした。ただこの検察審査会議決通知書は、後藤さんの家族がクローズアップされているように見える。では、宮村氏自身はどのような考えをもっているのだろうか。分かりやすい記事があるので、それを読みながら、その主張の欺瞞を点検する。少し以前の記事になるが、「月刊TIMES」4月号に浅見定雄・東北学院大学名誉教授、山口広弁護士、宮村峻・潟^ップ社長、ジャーナリスト(現在参院議員)の有田芳生氏らによる座談会の記事が載った。宮村氏は拉致監禁請負人の中でも重鎮だ。それだけにこのような形で表に出てくることはそうそうない。まず珍しい記事だと言ってよいだろう。

記事では、まず有田氏が統一教会の拉致監禁撲滅キャンペーンについて紹介したのち、山口広弁護士は拉致監禁が刑事事件として立件されたケースはなく、キャンペーンが作為的になされたと主張する。有田氏が再びそのあとを受けて、後藤徹氏の12年5ヶ月間の監禁にふれ、一昨年に告訴したものの、昨年12月に東京地検が不起訴の判断を下したことを取り上げた。そのあと、いよいよ宮村氏の登場となる。

宮村氏は1995年9月11日の夜、後藤氏が東京・西東京市の実家で父親や兄らに拉致監禁されて新潟に連れて行かれたいきさつについて「その経緯について、僕はまったく知りません。家族が考えて実行したんでしょう。」と語っている。しかし、これがウソであることは、連載「検察審査会議決通知書を読む」で明らかになっているが、特に「「宮村・松永関与なし」は最悪、最低の誤判断」で宮村氏自身の執筆した文章を引用し、矛盾を突いた。再掲する。

 (「親は何を知るべきか」=いのちのことば社刊=の)宮村氏執筆の第8章「親は何を知るべきか」の冒頭から出てくる。特別な技術や方法はないと言いながら、救出カウンセリング、正確な知識という言葉が出てくることにより、カウンセラーの指示に従わないと難しいことをにおわせている。カウンセリングと言う言葉を聞いただけで、自分たちにはできないと思うのが普通の人間であろう。それに加えて正確な知識が必要なのであれば、カウンセラーの指示に従わざるを得ない。さらには次の文章……。
  それよりももっと大事なことは、それをあなたが判断することは、非常に危険だということです。あとでまた触れますが、これはもう、豊富な経験を持つカウンセラーに頼るしかありません。しかし最低限度の基準として、本人が以前と「何か違っている」と思えたら、もうあなたの手には負えないと判断したほうがよいでしょう。これは重要なことです。(同120ページ)
以前と何か違っていると思えるくらいの変化なら、相当初期の変化だと思われるが、もうこの段階からカウンセラーに頼るしかないと言っているのだ。頼るということは指示を仰ぎ、その指示の通りに行動するということだ。これだけでも、「被疑者松永および同宮村が関与した」立派な本人の証言である。

第8章の最後に、宮村氏はこうも書いている。
 ここから先の具体的行動については、実際の「救出カウンセリング」をお願いする先生を探し出すことです。そしてできるだけいろいろな先生に会い、情報収集と勉強を続けることです。そして、信頼できるカウンセラーを見つけたら、もう迷うことをやめて、その方を信頼することです。(152ページ)
そして後藤氏の両親は宮村氏と出会い、後藤氏の兄、妹、そして後藤氏を拉致監禁していったのである。これほど完璧に、宮村氏が主導的立場で関与していることを証言している文章はそうそうあるまい。しかも宮村氏自身が執筆しているのである。自分で自白したようなものである。

この文章よりももっと決定的なものを示すとすれば、「やっぱりあった!!「拉致監禁マニュアル」」で紹介した、「拉致監禁マニュアル」である。マニュアルまであって、「その経緯について、僕はまったく知りません。家族が考えて実行したんでしょう。」とは、あきれ返ってしまう。その他、随所にあきれ果てる文言が出てくる。それらを少し見ていくので、読者には今後何回かお付き合いを願う。
この記事へのコメント
 正体を出さない宮村さんだけど、やっぱし、だんだんと・・・。

 仄聞情報だけど、後藤さんの提訴に、宮村さん(&お仲間)は神経を尖らせているという情報が入ってきています。

 カルト云々と関係ない知人から電話があって、「嘘が一番良くない」と。

 そうだと思います。
 統一教会はワルだ、そのワルの信者をとっつかまえて、やめさせるのが、なぜ悪いのか。
 −−ぐらいには言ってほしいですね。正々堂々と。

 もう何人かを廃人に追いやっているのだから。

Posted by 米本 at 2011年02月09日 15:56
米本さん

コメントありがとうございます。ウソは良くない……しかしそのウソが、一流か二流か三流か分からないけれども、月刊誌に堂々と載ったということに驚きを感じます。普通の人は、活字になるよといわれたら、ウソは口にしないものです。うーん、不思議な人物だ。雑誌では、こんなことしても、告訴する人がいなければいいと思っているのでしょうか。しかし、法廷ではそうは行かないでしょう。
Posted by 原田和彦 at 2011年02月09日 16:18
 前から思っていたことですが、実に興味深いです。

 媒体を差別するつもりはありませんが、有田さんは当初、懇意にしている『週刊文春』に記事企画を持ち込んだはずです。

 最初から『月刊TIMES』の編集部に記事を持ち込んだとは考えられません。ライターがこれまであたためていた企画だとしたら、真っ先に、懇意にしているマスメディアに持ち込むのがふつうですから。当然、原稿料の多寡も関係する。

 その後、有田さんは『月刊TIMES』に書いているのでしょうか。書いているとしたら、前文は撤回し、削除をお願いするつもりです。

 まあこんなこんなで、文春で断られたから、一般の人が入手しにくいかもしれない雑誌社に企画を持ち込んだと考えるのが自然の解釈でしょう。

 つまり、20年前は文春も統一教会問題のネタは相手にした。しかし、今や有田さんの持ち込みのネタは、ちょっと?、と思うようになった。それで、あまり有名でない雑誌に頼むしかなくなった。

 まあ、こんな風に解釈しています。
Posted by 米本 at 2011年02月09日 17:19
米本さん

有田氏は2007〜2009には年間2本ずつくらい書いています。が、今回の座談会以降は見当たりません。
http://gekkantime.exblog.jp/
20年前といえば、統一教会にもまだ勢いがあったので、この座談会のようなネタにも、読者の関心を集める力があったはずです。しかし近年の統一教会の落ち込み方に、今回のようなネタの魅力が薄れてきた、ということでしょうか。

それに、米本さんがブログで頑張っておられるので、拉致監禁ネタは、ひょっとしたら社会的にやばいネタかもと、編集者が引け引けムードになってきたかもしれませんね。
Posted by 原田和彦 at 2011年02月09日 18:23
私、この2ヶ月ほど、アメリカのディプログラミング関連裁判の研究をしていて、日本の出来事をアメリカの裁判に関連づけようとする変な癖が出てきて、次の箇所に、反応したくなりました。

> 山口広弁護士は拉致監禁が刑事事件として立件されたケースはなく、キャンペーンが作為的になされたと主張する。有田氏が再びそのあとを受けて、後藤徹氏の12年5ヶ月間の監禁にふれ、一昨年に告訴したものの、昨年12月に東京地検が不起訴の判断を下したことを取り上げた。

1982年に起きたビル&サンディー・エイラーズさんの拉致監禁。刑事裁判で、大陪審員(民間人が、その起訴が妥当かどうかを判断する)が、「不起訴」の決定で、刑事裁判は始まりませんでした。その後、1984年の民事で、裁判官は、「監禁は明らか」とし、1980年代のディプログラミングの衰退に大きく貢献しました。

1991年ジェイソン・スコット(当時18歳)の拉致監禁。93年の刑事裁判では、主犯のディプログラマー リック・ロスは、無罪。しかし、95年の民事では、総額約5億円の賠償金が科せられました。これにより、CAN(Cult Awareness Network = 反カルトの教育団体)は破産し、アメリカのディプログラミングは壊滅しました。

もうすでに過去のものとなったアメリカでも、その壊滅の直前まで、刑事裁判では、不起訴だったり、ディプログラマーに有利な判決が出ていました。それを覆してきたのが、民事裁判でした。上記の方々は、立件されなかった、不起訴だったからと言って、ゆっくりはしていられないと思いますよ。

Posted by Yoshi at 2011年02月10日 09:36
Yoshiさん、

大変貴重な情報をありがとうございました。後藤徹さんの裁判に、またさらにほかの人の裁判が続き……と、次々と拉致監禁被害者の方々が立ち上がることにより、拉致監禁請負人たちが締め出されるようになれば、この残虐史は終わりを告げることになるでしょう。
Posted by 原田和彦 at 2011年02月10日 10:38
宮村氏の口癖・・・。
"原理が正しければ、俺は腹を掻っ捌く"
まさに武士道そのもの。
武士に二言はないといいますがこれではね〜
たいした二枚舌です。
米本さんのコメントどおり周りの人も引いちゃうのでは・・・。


Posted by YAMA at 2011年02月11日 12:13
YAMAさん

"原理が正しければ、俺は腹を掻っ捌く"とは聞こえは確かに武士道ですが、これこそ欺瞞そのものです。原理をきちんと勉強したことがないのに、「原理が正しければ」と平然と言う。修練会に出るとか、一時教会員であったとか、そういうことが全くないのに、「原理が正しければ」と悟りようがないのです。また間違いであるとも証明することも出来ません。正式に勉強したことがないのですから。

"原理が正しければ、俺は腹を掻っ捌く"の後にもし言葉をつけるとすれば、“でも原理が正しいかどうか俺は分からないので、俺は腹を掻っ捌く必要はない”という言葉がふさわしいでしょう。何せ正式に勉強したことがないのですから。
Posted by 原田和彦 at 2011年02月11日 12:31
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 家族ブログ 親子引き離しへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他生活ブログ 事故・争いへ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 新興宗教へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。