韓国SBS放送の『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』(1)
韓国SBS放送の『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』(2)〜(5)はこちらでどうぞ

2011年01月23日

山口広代理人の通知書

昨年6月17日付で、拉致監禁をなくす会のブログで「6月14日、統一教会南東京教区のNKさんが拉致監禁されました。」との記事が載った。これ以降の拉致監禁をなくす会のブログ、フリーランスのジャーナリスト米本和広氏のブログ「火の粉を払え」、全国拉致監禁・強制改宗被害者の会のブログ等で報じられたニュースについてこのほど、NK氏から山口広弁護士を通じて、「虚偽の事実の記載は、通知人の名誉・プライバシーを著しく侵害する違法な内容ですので、直ちに削除するよう要求します。」との通知書が、米本和広氏、拉致監禁をなくす会の小出浩久代表、被害者の会の後藤徹代表あてに送付されてきた(全文が、米本氏のブログに掲載されているので、そちらを参照していただきたい)。昨年6月以降の記事に対し、半年以上もたった今の時期に、この通知書はいかにも唐突な印象をまぬかれない。また理解しがたい記述もある。少し詳しく見てみたい。
 米本氏及び小出氏と後藤徹氏が代表の2つの会(以下「被通知人ら」といいます)は、それぞれの「火の粉を払え ルポライター米本和広blog」などの各ブログ、ホームページにおいて、2010年6月14日に通知人が拉致監禁され、現在でも拉致され続けている旨を記載し、かかる事実を流布し続けています。NKとのイニシャルであっても、記載内容などからNKが通知人であると容易に特定できることは明らかです。しかし、通知人が拉致監禁されたという事実はありません。

ここで、一読して、少し引っかかる部分がある。「通知人が拉致監禁されたという事実はありません」という一文である。拉致監禁という事実がなく、両親と話し合いのうえ統一教会を脱会することにした、また婚約も破棄することにしたという前提に立って分析してみよう。その場合、いくつかの不可解な事実に突き当たる。拉致監禁をなくす会の2010年6月22日付記事「6月14日、NKさんが拉致監禁された件に関する先輩のNさんの手記」で、NK氏と親しかったN氏が次のように語っている。

彼は、自宅に両親と一緒に住み、就職もいいところに決まり、教会活動はあまり熱心ではありませんでした。それでも、昨年、祝福を受けた日本人の彼女とはとてもラブラブで、一緒にいてとても幸せそうでした。親が拉致をしようと思うほど不安になるような要素がないはずなのに、それでも彼はやられました。私はとてもショックです。

そして彼は月曜日に失踪した(注:現実としては拉致監禁されたということです)。彼のバイト先には朝、親から「緊急入院」という連絡があり、近所には「家族旅行。いつ帰るかは決まっていない」という話。

彼はもともと親子関係がとてもよかったとか、学校や趣味とか、色々と僕と共通項が多く、どうしても自分と重なってしまいます。

この手記の引用部分から、NK氏はもともと自宅に両親と一緒に住んでいたということで、親子の話し合いはいつでもできる状態にあったということだ。親子の仲は良かったということだから、会話もはずんでいたことであろうと推認できる。祝福を受けて合同結婚式に参加したことを両親に話していなかったかどうか。親に話していなかったとすれば、親にとっての不安要素があることになる。とすれば、合同結婚式に参加し、婚約したことは話していたであろう。2010年6月14日の前年に祝福を受けたということであるから、半年以上前に両親は知っていたことになる。それで不安要素がないというのであるから、その時点で親は理解を示していたということになるだろう。

不安要素の見つからない中で、月曜日には失踪したというのである。つまり、教会の影響のないところで話し合おうということである。自宅に住んでいて、両親との仲も良いNK氏であるならば、当然何でも話し合っていたと思われる。それが突然別の場所で話し合うというのだから、つじつまが合わなくなる。

また、自分のバイト先に、親から「緊急入院」とウソの電話を入れている。実際は、親子の話し合いでバイトを休まなければならなくなったのにである。バイトを休んでまで親子の話し合いをするというのは、常識的にはありえない。仲の良い親子であるならば、常日頃から話をしていて、仕事に支障をきたすような話し合いは持たないはずである。近所には「家族旅行」と知らせてある。しかも、いつ帰るか分からないという、これも理解しがたい話だ。通常は家族旅行と言えば、長くてもせいぜい一週間程度であろう。海外ならいさ知らず、国内で一カ月も二カ月も、更にはいつ帰るか分からないほど長期の家族旅行をするというのは常識の範囲外だ。海外なら長期滞在もありうるかもしれないが。しかし、そんなに海外に長期にわたって家族旅行できる人なんて、相当のお金持ちだ。

婚約者が杉並署に駆け込んだ時には、巡査部長が「親子3人仲良く大事な話をしている」ということであるから、国内旅行なのだ。1か月も2カ月も……そして目的は家族の話し合い。どう考えても、理解を超えた世界だ。

同じ家に住み、日頃から仲の良かった親子が、親子の話し合いのために、子供はバイトを休み、1カ月も2カ月もかけて国内旅行をする……。どう考えても不自然なのだ。

もう一つ、拉致監禁がなかったと想定して不可解さを感じる部分を挙げておこう。それは婚約者に対する対応だ。

再び前掲の友人の手記によると

つい数日前の土曜日に、彼と彼の婚約者と三人で楽しくお茶をしながら、これからの彼らの人生や家庭づくりについて話し合いました。家庭においてもキャリアにおいてもこの子たちには幸せになってほしいなぁと思いました。

日曜日の夜遅く、彼は20分以上、婚約者と電話で話していたそうです。さぞかし甘い会話をしていたのでしょう。僕にもそういう時期がありましたね。

こんなラブラブな婚約者の前から突然姿を消す。それも一カ月も二カ月も、現在に至るまで半年以上も会おうともしない……。これも現実的ではない。拉致監禁による保護説得ではなく,そういうラブラブの状態ならば、以下に引用する山口広代理人から届いたと言われる通知書の状況は、起こり得ない。
 なお、通知人は、2010年7月29日付の統一教会代表梶栗玄太郎及び統一協会孝成教会教会長宛の内容証明郵便にて、統一教会を脱会すること及び菅野江里子氏との祝福を破棄することを通知しております。
 また平成22年8月16日付の菅野江里子氏宛ての内容証明郵便にて、通知人が自ら両親と話し合いを始めており、拉致監禁の類の事実がないことや、脱会するに至った状況などを詳細に告げています。
 さらに、通知人は、菅野江里子氏が申し立てた婚姻予約履行申立調停事件においても、弁護士荻上守生を代理人に選任し(当然直接通知人本人との間で、受任契約を締結しております)、調停の席上代理人なる弁護士荻上が、菅野江里子氏と婚姻する意思のないことや拉致監禁にあたる事実は全くないことを告げておりますし、同事件における菅野江里子氏の代理人である宮入陽子弁護士に対しても同旨を伝えております。

これまで付き合っていた恋人に、突然内容証明郵便での「別れてくれ」の意思表示???「ちょっと、ちょっと待ってくれ、それって何なんだよー」と小首を傾げたくなる。ラブラブに付き合っていた人同士が、突然内容証明郵便で別れを告げられ、あまつさえ弁護士を通して調停か。これがもし本当に拉致監禁なしで、本人の自由意思で行われたことなら、ちょっと異常な心理状態だ。婚約者は、早くそんな人は忘れた方がいい。

NK氏の脱会・婚約破棄が代理人氏が言うように、拉致監禁がなく両親との相談の結果NK氏が下した結論であるとするならば、以上のような信じがたい現実がある。拉致監禁を前提とするならば、上記の異常さはすべて解消される。以上が通知書を読んでの率直な感想である。
posted by 原田和彦 at 04:56| Comment(14) | TrackBack(0) | 宮村氏関連のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も、NKさんと菅野江里子とのことラブラブの事は、ブログ等で読んでおります。仮に、100歩1000歩譲って気が変わった心変わりしたとしましょう
それならそれで本来なら、菅野さんに直接その気持ちを伝えるべきだし、ましてや将来がある訳だし、一生の問題ですよ。内容証明付書面、法廷代理人?ありえない話です。以上のことがもしかして脱会の踏み絵?でなければいいのですが。
Posted by 小川 at 2011年01月24日 09:05
小川さん

おっしゃるとおりだと思います。NKさんから代理人を通して、拉致監禁はなかったのだというのだから、仮にそうしておいてということで考えてみると、ちょっと信じがたい、常軌を逸した手段で意思を伝達してこられたわけです。NKさんの婚約者が、NKさんと一年間お付き合いして、ラブラブの気持ちをまだお持ちであったとしても、自分の気持ちを内容証明付の手紙で伝えるというような人とは、これを機に関係を清算して、新たに祝福を受けなおしたほうがいいと思います。

ラブラブでお付き合いしてきた人に、一ヶ月も二ヶ月も居場所も知らせずドロンしておきながら、内容証明付の手紙で突然婚約解消を通告してくる…。どう見てもおかしいですよ。配達証明付の手紙なら、知人が相手であったとしても、大事な書類を送るときに送ったことが、私にもあります。が、しかし内容証明付の手紙は、まだ送ったことがありません。山口広弁護士が代理人として拉致監禁がなかったと通知してきているわけですから、代理人の通知を信じれば、NKさんの手段はどうかしています。NKさんがまともな人であるとするならば、拉致監禁がなかったというのは……。おのずと生じる疑問だと思います。
Posted by 原田和彦 at 2011年01月24日 10:09
NKさんは被害者

広島と長崎で二重に被爆した方を笑いのネタにしたことが今、問題になっていますが、ここで登場するNKさん自身についても同様に、ご本人を責めることはどうかと思います。

NKさんが仮に反対派になって、拉致監禁を先導するようになったとしても、今のような、とても幸せとは思えない境遇に追いやったのはあくまでも拉致監禁グループたちで、NKさんは被害者です。

この経験がずっと一生ついて回るのです。監禁経験、棄教の強要…。望まずして、人生を狂わせられたわけです。
私はNKさんを批判することは良くないと思います。特に人格否定は間違っていると思います。
Posted by みんな at 2011年01月24日 18:01
みんなさん

私の投稿を、再読してみてください。もし拉致監禁がなかったというのであれば……という仮定で推論を展開しています。
Posted by 原田和彦 at 2011年01月24日 21:49
批判されるべきは批判されるべきです

拉致監禁があろうとなかろうと、偽装脱会であろうとなかろうと、トラブルの原因がNKさんの判断ミスにあったことは事実です。

詳しくは書きませんが、NKさんは菅野家にも出入りして家族の信頼を獲得する一方、菅野さんを自分の両親に紹介すらしていません。
いわゆる聖別期間を過ぎても、いっかな菅野さんとの結婚届けを提出しようとはせず、「(自分の)就職が決まったら(婚姻届けを出して)結婚生活に入る」と話しています。

実は、NKさんは、信仰のことも菅野さんとの祝福、婚約のことも両親には一切話していませんでした。事実を知って、NKさんの両親もさぞかし驚愕したことでしょう。NKさんは、既製事実を作れば両親も許すと思ったのかもしれません。

しかし、NKさんは見切り発車に見切り発車を重ねた挙句に、婚約者に直接会って説明することもせず、何の責任をとることもせず、一方的に婚約を破棄して姿を消しました。後には、深く傷ついた婚約者だけが残されました。

みんなさん、わかりますか? 拉致監禁の被害者かどうかより以前に、NKさんには致命的な判断ミスがあったのです。
NKさんは、両親が祝福結婚に強硬に反対する展開になるであろうことを十分に予見していた。だからこそ秘密にしていた。
この状況下で、NKさんが責任ある社会人として採るべき選択肢は3つ。ひとつは両親に全てを話して事前了解をとる。ひとつは、親から独立して自分の意思だけで祝福婚姻を完遂する(婚姻届を提出する)。ひとつは、祝福を諦める。

なし崩しに既製事実を作っていくという考え方は、婚約者に対しても両親に対しても愚か過ぎる選択でした。事実、NKさんの行動は最悪の結果を招き、婚約者を塗炭の苦しみに追いやったのです。
自分の誤った判断によって菅野さんという一人の女性を不幸にしたからには、遅まきながら、直接会って心からの謝罪をするべきでしょう、ということを言っているのです。

それは拉致監禁があった無かったの以前に、NKさんの男性として、社会人としての採るべき態度の問題です。
Posted by 春夏秋冬 at 2011年01月25日 13:40
春夏秋冬さん

コメントありがとうございました。NKさんが両親に婚約を知らせなかったとすれば、そこに拉致監禁請負人が近づき、両親に統一教会のことを有ること無いこと吹き込めば、すべて信じやすい土壌が出来上がるでしょう。そういう意味では、自宅に住んでいても、それほど交流はなかったということでしょうか。いや、交流はあっても、大事なことを知らせていなかったということでしょうか。

そこらあたりのことは、6月14日以来の親子の話し合いで納得したとしても、今度は婚約者の方へのお詫びが必要ですね。親子で合意に達したからと言って、それまでラブラブのお付き合いをしていた婚約者に、内容証明付の手紙で三行半というのは、あまりにもあまりにも、常識を欠いています。逆に、もしNKさんが常識をわきまえた方であるならば、この内容証明付の三行半は、誰かに書かせられた可能性が大でしょう。菅野さんに直接会って、事情を説明してお詫びする必要があるといわれる春夏秋冬さんのご意見には、激しく賛同いたします。
Posted by 原田和彦 at 2011年01月25日 14:55
NKさんについて

詳しく解説いただいて、ちょっと見方が変わりました。
NKさんが直接、菅野さんに対面して、頭を下げる日が来ることを祈ります。

それにしても、今後、NKさんが山口弁護士ら拉致監禁ネットワークに利用されることは必至で、そのことが腹立たしく思えてなりませんね。
Posted by みんな at 2011年01月25日 18:02
春夏秋冬さんの意見は正論です。

 しかしながら、考え込んでしまいます。

 入信のことを話したら、拉致監禁される。
 祝福に参加することを話したら、拉致監禁される。
 祝福に参加しマッチングの相手が決まったことを話したら、拉致監禁される。
 家庭生活に入ろうとしても、拉致監禁される。

 もちろん、一切内緒にしていても、なぜかバレてしまい、拉致監禁される。

 このような情況がある中で、NKさんが親に明かさず、江里子さんのことを紹介しなかったとしても、彼を責めることはできないと考えています。
 実際、信仰のことを明かし、祝福のことを明かしたら、拉致監禁されてしまったわけです。
 では、もっと早く、信仰、祝福のことを明かし、親の了解を取り付けていたら(?)、拉致監禁されることはなかったと言えるのか。過去の事例から考えると、決してそうは言えないはずです。


 春夏秋冬さんの投稿で、なるほどと思ったのは、「親から独立して自分の意思だけで祝福婚姻を完遂する(婚姻届を提出する)」という方法です。

 しかしながら、この方法でも、監禁されています。
 その場合、監禁後、脱会し、婚姻無効訴訟を提起し、結局、離婚成立となる。この訴訟で、離婚が認められなかったケースはただの1件もありせん。子どもがいても、離婚成立です。

 このようなわけで、どんな方法を取っても、拉致監禁を防ぐことはできません。

 今回のNKさんの事件を考えるに、孝成教会の彼のアベルや教会長の責任が問われるべきだと思っています。
 親に明かすような指導をしていたかどうか(no)
 親に明かした場合のリスク、拉致監禁をどのように未然に防ぐか−考えたことがあるのか(no)

 私の知っている教会員は、カイン教会員が親に明かしたあと、家を訪問して、家族を説得しています。成功し、一緒に食事をするほどになったケースもあるし、塩をまかれたケースもある。
 NKさんのアベルは、まったく汗をかいていないのだと思います。
 
Posted by 米本 at 2011年01月26日 12:30
春夏秋冬さん
米本さん

今回の記事は、山口弁護士が代理人として、拉致監禁はなかったとの通知書を送ってこられたということで、では拉致監禁がなかったとしたら、どういうことになるのかという推論を、NKさんの先輩のNさんの手記、及び山口弁護士の通知書にある“事実経過”を元に構成したものです。

それで、今回書いた記事の趣旨からは少しずれますが、お二方の議論の参考になればと思い、私の学生時代の思い出を記します。

私は1976年、九州大学のCARPで統一原理に出会いました。そのときに高校の先輩で、社会党(当時)系の社会主義教会派に属している人から、私と実家に統一協会(資料にはそう書いてありました)に関する社会党機関紙等からのコピーが送られてきました。当然、両親は心配して私に聞いてきました。

私はそのときから、べたべたに両親と連絡をするようにしました。もともと親子の中はよいほうだと思っていますが、とにかくそういう人たちの言うことは違うみたいだ、もし先輩が言うとおりだったらいつでもやめるし、連絡するよ、ということで、よく電話をかけました。そのころの九州大学のCARP責任者は、よく父兄会を開き、会員の親を招いて、催し物と、簡単な統一原理紹介をしてくれました。そういうことが効を奏してか、私の両親は、統一教会という団体については心配しながらも、反対派を取るか私を取るかということについては、いつも私を取ってくれています。

今でもよく実家には電話します。新世事件のときには、親に対して私のほうから情報を開示し、そういうところでは働いていないから安心してと、電話しました。私の親は、私からの電話でその事件をはじめて知ったようです。

このブログの最初の連載で記した、元婚約者との祝福結婚も、親には連絡し、元婚約者が拉致監禁されたときには、すぐに親に電話しました。そのときには、こういうことは連鎖すると思っていましたので、知らない弁護士とか、統一教会を批判する人たちの中で、誘ってくる人たちがいたら、注意しなさい、その人たちの言うことを信じて付き合うようになると、やがては私を拉致監禁するよう迫ってくると、と知らせておきました。

何をどれくらい明らかにするかは本人の判断によるところが大きいと思いますが、やはり基本的には両親と連絡を取り合うべきであろうと思っています。親と連絡を取り合うべきだと言っても、親が拉致監禁請負人たちと会うようになってからでは、ときすでに遅しかも知れません。むしろ、今のところうちの親はそんな人たちとの付き合いはないようだと思っている段階から、拉致監禁のことを教えて、こういう人たちとは付き合わないように、もし付き合うと、私を拉致監禁する羽目になるよ、と伝えておくほうがよいと思います。
Posted by 原田和彦 at 2011年01月26日 17:07
少々気が遠くなるような話です。

 原田さん、ブログのテーマから外れたことを書いてごめんなさい。もう一言だけ言わせてください。

 統一教会の青年教会員で、親に明かしていない人たちのほうが圧倒的に多いのが現実です。
 たとえばメガ青年部の足立青年支部の場合、300人の青年信者(いずれも適齢期)の大半が親に明かしていません。彼らが一斉に親に明かせば、拉致監禁事件続出でしょう。

 なぜこうなったか。
 それは、80年代の後半から、もっと絞って言えば90年代以降から、拉致監禁が毎日のように発生し、そのために親に明かせばそく拉致監禁ということになったために、「親に明かすな」という指導が入るようになったからです。
 それは致し方ないことだと思っています。(もう少し事実を分析すべきですが、取りあえず大雑把に)

 ただ、99年に今利理絵さんが裁判を起こされたのをきっかけに、拉致監禁は激減しました。
 このときに「親にすぐに明かさないように」という指導を見直し、抜本的な改善策を考えれば良かったのだけど、まあ統一教会ですから、今日までそのままになっています。

 本部に「青年局」があれば強力な指導ができるはずだけど、それもなし。あとは教会単位で、恣意的に(無策が)やられているだけです。(青年部長は本部の「青年局」新設を望んでいます)

 で、分析はおいといて代案は?
 親に明かすときには、同時にSBSの番組を見せ、「統一教会問題では逃げずにきちんと話すから、このようなことはしないでね」と言えばいい。
 あの番組を見れば、どんなに吹き込まれていようが、信者家族は間違いなく保護説得を躊躇します。

 せっかくの番組が宝の持ち腐れ。

 ある青年支部長に提言し、「なるほど!」と頷いたけど、そ
の後、実行に移した形跡はなし。

 まあ、統一教会だから。

 私が言いたいのは、間違ったアベル・カイン観が徹底して刷り込まれているから、本人に創意工夫が生まれる余地がないこと、そしてアベルの意識改革(あるいは追放)がなされない限り、「親への明かし」問題は解決しないということです。
Posted by 米本 at 2011年01月26日 18:56
原田さん

貴重な体験紹介に感謝します。原田さんのような親子関係と注意深さがあって初めて、リスクだらけの祝福結婚に成功例が生まれるのでしょう。
統一教会に限らずどの宗教団体でも、指導会員と被指導会員の意思疎通、適切な関係は信者の保護育成に絶対に欠かせません。
しかし、どのような局面でも、特に成人信者の場合は、結局は本人の状況判断が結果を左右します。
原田さんの体験は、ますます環境が厳しくなっている祝福結婚希望者にとって、良いアドバイスになると思います。


米本さん

簡単にお答えします。私が話していることは、拉致監禁が有ろうと無かろうとそれ以前の、成人社会人男性が婚約者に対するときの心構えの問題です。

もっと端的に言えば、

>どんな方法を取っても、拉致監禁を防ぐことはできません

という監禁リスクを負いつつ婚約する(した)女性が、自分のその監禁によって受けるであろうダメージの中で、「自分は確かに彼に愛されている」という実感をどこまで鮮明に保持できるか。そのことを最優先に考えたか否かです。
その覚悟、配慮が働いていたか否かです。

Posted by 春夏秋冬 at 2011年01月26日 19:46
春夏秋冬さんに反論を唱えます。

 春夏秋冬さんは現役信者だと思いますが(ちょっと違うかなという印象も)、知ってか知らずか、統一教会の現実を後背に追いやられているように思えてなりません。

<私が話していることは、拉致監禁が有ろうと無かろうとそれ以前の、成人社会人男性が婚約者に対するときの心構えの問題です>

 この指摘は正しい。さりながら、いま話題になっているのは「一般の成人社会人男性」ではありません。統一教会に所属する男性です。

 彼が統一教会に所属していなければ、「婚約者に対するときの心構え」はノーマルなものになっていたでしょう。

 しかし、彼は統一教会の青年食口です。

 彼は自由に考え・行動することが制約されています。間違った軍隊的なアベル・カインの組織論に影響を受けざるを得ません。

 拙ブログで、川嶋さんが書いていました。
<婚約相手が、ある日突然いなくなって、どんなに心配して探しまわったか。だいたい、教会では探しにいくにも許可をもらって、色々居ない間の算段をつけて、ようやく時間がとれるんですよ。上司に「公務優先」とか言われながら、歯ぎしりしながら待ってるんですよ>

 彼が許可をもらったのは、彼のアベルでしょう。(ビルマの竪琴が浮かんだ)
 彼の胸のうち、そして彼が呪縛された組織のことを、よく考えてください。

(これ以上はもう書きません。反統一・拉致監禁諸派が喜びそうですから。もしまだ何かあれば個人メールをください)






Posted by 米本 at 2011年01月26日 21:08
本音は話せない

<NK氏はもともと自宅に両親と一緒に住んでいたということで、親子の話し合いはいつでもできる状態にあったということだ。親子の仲は良かったということだから、会話もはずんでいたことであろうと推認できる>

話がNKさんの男として、大人としての態度に問題があるのではないか、みたいな方向に向かっているようですが、私には結婚(祝福)のことを親に話さなかったNKさんを悪くは言えないと思います。

それこそ、親に話すとどういう反応になるか、想像できたが故に、結婚して身を固めてから、徐々に理解してもらおうと思ったのではないか、と推測できるからです。

よくは分かりませんが、もし、両親がずっと以前から統一教会について悪口を言っていたり、相容れない思想や宗教をお持ちだったとしたら、子供の立場からして、自身の信仰についてはそう簡単には口にできなかったことでしょう。それを口にすれば、それこそ親子関係に亀裂が生じるでしょうから。

それは、自分の信仰を友達に話せないのと同じです。それを口にしようものなら、友達関係を損なうからです。恋人にも「自分は○○教を信じている」などと言うことは、はばかりますよね。

また、それは統一教会の上司・部下の関係ゆえに話さなかった(話せなかった)、みたいなこととも違うと思います。
たとえ、親子と言えども、言えることと言えないことがある。ただ、そういうことだと思います。
Posted by みんな at 2011年01月27日 18:05
みんなさん

親子関係にもよるのかもしれませんね。私は、CARPに入会した当初から、出身高校の先輩の横槍で、親は初めから反対でした。それでも、婚約のことは親に話しました。私は長男坊ですから、世界日報をやめて田舎に帰れば、農家を継ぐ身です。結婚の話は避けて通ることができないので、婚約したことは告げ、婚約者が拉致監禁されたときも、事態を正直に知らせました。私にとっては親子関係はもっとも大事なので、人生のもっとも大事な結婚問題は、秘密にすることができなかったのです。

NKさんは親と一緒に暮らしていたという点で、私とかなりの違いがあります。その点やりにくかったのだろうなという気はします。私も人のことをとやかく言える身ではないのですが、大事なことは親に教えるべきではないかと思います。親に黙って結婚しようとしていることより以上に、後に親が不信感を抱くことはほかにはないのではないかと思います。

私の親も、婚約者が拉致されたと私が教えたとき、うちの息子も脱会させてくれればいいのにと、思ったかもしれませんね。
Posted by 原田和彦 at 2011年01月27日 20:22
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