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2010年09月14日

宮村氏の性格と思考─「親の愛情」を盾にする氏への怒り

YAMAさんの体験談4
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私はこのような環境の中で私が自分の意志を貫き、信仰を全うすることは不可能だと考えました。宮村氏はよく、そんなに原理が正しいものなら自分で両親を説得して、堂々とここを出たらいいといっていました。しかし有給休暇も二週間ほどしかないと思われる父が何とか辞職をしないで済むためには二週間という短期間で、しかも多勢に無勢の環境の中で私は闘わなければなりません。父は体が弱く脳出血で二回も倒れたことがありました。もうこれ以上何かあったら生命は保証できないというような状態でした。
しかも二度目に倒れたときに左半身が麻痺状態になってしまいましたので、再就職の道も難しいと思われました。妹も大学生でしたし、今、父が辞職に追い込まれるとか、或いは異常な緊張状態が続いていましたので体に万一のことが起きたらという心配がありました。また姉も、私のために折角何年も勤めた会社を辞職しなければいけなくなることは私にはとても忍びがたい事でした。

 私はこのような家族の愛情を盾にする宮村氏のやり方に怒りを覚え、真理を追求するにふさわしい環境でないことを訴え、こんなやり方を止めるように言いました。しかし、宮村氏は私の言動が家族の情を踏みにじっていると一喝し、あくまでも親の依頼であって、自分は気が進まないけれどもしかたなくやっているのだと言ったのです。宮村氏はあくまでも私の両親の方が進んでこのようなことをしているのだと強調していました。(注1)

 また、彼は私がたとえ教会に逃げ帰ってもどこまでも追いかけていくと言い、また統一教会の幹部に金を渡せばもし私が教会に逃げ帰ってもすぐに居所が分かるんだと威嚇しました。

 私は、もはや、ここを出るには脱会を装うことしかないという結論に達しました。それはマンションにきてから五日目ぐらいのことでした。しかし、私にとっては、統一教会の教えが間違いであるということは口が裂けてもいいたくない一言でした。そのようなことを口にすること自体が神に対して申し訳ないことだと感じたからです。脱会を装うことが唯一残された道であることが明確になってからも私は躊躇をしていましたが、連行されてから一週間ぐらい経ったときに宮村氏が 「パスポートは絶対に脱会するまで渡さない。」といったことをきっかけに私は偽装脱会を決意いたしました。宮村氏のこの発言が私に偽装脱会を決意させたのですから皮肉なことです。まさに彼にとっては、墓穴堀りのひとことです。

 私は統一教会の信仰をもつようになってから、いわゆる合同結婚式に参加することを切望していました。しかし合同結婚式は、通常、韓国で行われますので、参加するためには絶対にパスポートが必要です。しかし私は両親にパスポートをとられていたのです。宮村氏は私にどんなことがあっても脱会するまでパスポートを渡さないし、外務省にはコネがあるので私のパスポートを再発給できなくすることは容易なことだと威嚇しました。私は合同結婚式に参加するためにはこのパスポートを取り戻さなければいけないし、たとえ信仰を全うして外に出られたとしても合同結婚式に参加することができなければ信仰の目的を果たすことができないわけですから、私は断腸の思いで統一教会の教えが間違いであることを認めました。

 注1この宮村の主張が虚偽であることは、「親は何を知るべきか」(いのことことば社刊)の中で彼自身が書いている第8章を読めばわかる。「信頼できるカウンセラーを見つけたら、もう迷うことをやめて、その方を信頼することです」と記している。つまり、カウンセラーの言うとおりに実行せよと書いているのである。この本については、のちにシリーズを改めて取り上げる。


posted by 原田和彦 at 07:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 連載「YAMAさんの体験談」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
偽装しないかぎり解放しないとは、正に、江戸時代のヤソ狩りですね。
宮村が無神論者であることは何となく分かりますから、話してもムダって感じですが、宮村とツルむ牧師らは自分たちが弾圧する側に立っている、ってことを分かってやっているのだろうか。その感覚を疑います。
この手記は貴重です。歴史に残りますよ。
Posted by 伏龍 at 2010年09月14日 18:04
踏み絵がきついですね。

そこから脱出する手段が、偽装脱会しかないというのも、親子関係にとっては悲しいことです。こういう悲しい親子関係を生じさせながら、自分たちは親子の問題だ、親の愛情が大事だなどと説くのですから、宮村氏らの感覚を疑いますね。
Posted by 原田和彦 at 2010年09月14日 18:38
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